小学校に上がるまでに行っておきたい5つの準備

神戸のプリスクール【KEA】について
【2024年度】生徒募集のご案内

 

こんにちは!Kobe English Academy の事務局です。

先日、近くの消防署に見学に行かせていただきました。

実際に消防士の方が着るユニフォームを着て、放水用のホースを持たせていただいたり

救急車の中を見せてもらったりしました。

いつもは、サイレンをならして走る救急車や消防車を見ているだけですが、実際載せてもらうと子ども達は満面の笑顔でした。

きっと「かっこいい~」「ぼくもしょうぼうしになりたいなぁ」とおもった子もいると思います。

KEAでは、様々な体験の機会を設けていますが、ひとつひとつ大切にしていってほしいと思います。

さて今回は、教育コラム 「小学校に上がるまでに行っておきたい5つの準備」です。

KEAのペアレンティング講座でお世話になっている江藤真規先生のコラムです。

 

小1プロブレムって何?

近年よく聞く「小1プロブレム」という言葉。

小学校生活についていけない、学習に向かうことが難しい等、小学校への段差がもたらす難しさのことを、「小1プロブレム」と言います。

確かに小学校に入ると環境は劇的に変わります。

しかし、この言葉が蔓延することで、小学校に上がることが不安材料となってしまうのは考えもの。

正しく理解し、準備をすることで、小学校入学を喜ばしく楽しみなイベントとしていきましょう。

なぜ小1プロブレムが起きるの?

プリスクールや保育園・幼稚園では、子ども達は毎日遊びます。

集団で遊ぶこともあれば、好きな遊びを自分で選ぶこともあります。

自分の好きなように過ごせる時間が、たっぷりあるということです。

小学校に入ると、「遊び」は「学習」となり、時間割もできます。

「自分の好きなように」が「皆一緒に」となります。

好きな玩具で自由に遊び、外遊び時間には自由に走り回っていた日常が、じっと机に座って授業を受けるというスタイルに。

時間割通りに進んでいく授業では、自分の気分はよそに、各教科の勉強を強いられます。

そして、子どもの学習への取組に対する評価も始まります。

ある日突然始まるこのような大きな環境変化に対して表れる、子ども側の拒否や抵抗、これが、いわゆる「小1プロブレム」です。

個人の問題を超え、今や社会的な課題となりつつあります。

しかし、このような環境変化は今に始まったことではありません。

なぜ、近年特に小学校に上がることが「プロブレム」として見られるようになったのでしょう。

「地域の繋がりの希薄化」により、幼少期に小学生と触れ合う経験がない、小学校生活について知る機会がない、子ども同士の関わりも減少する中、子どもが多様な感情体験をする機会が乏しくなっていることなどが、理由として挙げられます。

小学校に上がるまでに行っておきたい5つの準備

小学校を上手くスタートできない子どもたちが増加の傾向にあることから、近年は「幼児教育と小学校教育の接続」や「幼保小連携」に対して、スタートカリキュラム、アプローチカリキュラム等、様々な取り組みがなされるようになりました。

もちろん、家庭教育も重要です。

小学校を楽しくスタートするために、家庭で行っておきたい5つの準備について考えていきましょう。

①子どもの「憧れ」の気持ちを大切にする

子どもを大きく成長させるのが、「憧れ」の気持ち

特に、自分より大きい年齢の子どもに、憧れの気持ちは膨らみます。

子どもが憧れの気持ちを持っているなと感じた際には、「かっこいいよね」と、その気持ちにまずは共感してあげましょう。

そして、「〇〇ちゃんもやってみる?」とちょっとだけ背中を押してみてください。

きっかけがあれば、子どもは驚くほどの力を出すものです。

憧れの対象に「小学生」も含めていくと、小学生がかっこいい存在となり、小学校に上がることが、楽しみになってくるはずです。

②勉強への肯定的なイメージを作る

気持ちは言葉で作られます。

言葉かけで子どもの意欲は変化します。

これから始まる勉強に対して楽しいイメージを持たせるべく、言葉かけを意識することをおすすめします。

「小学校になったら勉強が大変だね」ではなく「お勉強ってワクワクするね」
「毎日ちゃんと勉強するのよ」改め「いろんなことを勉強できるようになるね」

勉強に対して肯定的なイメージが持てるような言葉を選んでみてください。

また、実際に教科学習が始まった以降、子どもが自覚的に学んでいけるようにするためには、「頑張ったらできた」という経験を積むことも大切です。

子どもを観察し、ちょっとだけ頑張ったらできそうなことを与えてみてください。

疲れていたけど、頑張って最後まで聞くことができた。

いつも以上に丁寧に工作ができた等、「頑張る」経験を、できるだけ沢山準備します。

もちろん「頑張ったからできたね」という言葉も忘れずに。

③集中力を培う

授業中ずっと座っていることは、大人が思っている以上に、子どもにとっては難しいこと。

しかし、集中力は高められます。

例えば、好きなものに出会った時には、子どもは時間を忘れて没頭します。

没頭する経験を重ねることで、もっと長く集中できるようになったりします。

子どもが集中して作業をしている時、没頭して遊んでいる時には、横やりをいれずに静かに見守りましょう。

自分なりに工夫して進んでいるときには、不必要な助言をしないようにしましょう。

集中することはある意味習慣。

自分で最後までやりきることも習慣です。

子どもの力を信じて見守ることで、集中力を育てていってください。

④言葉で表現させる

1クラスの人数も増え、友達の人数も圧倒的に増える小学校。

幼児期のように、先生が一人ひとりの傍らに寄り添い気持ちを汲み取ってくれる場面は、あまりなくなってしまいます。

言葉でのやり取りが増えてきます。

家庭で対話の習慣を作っておきましょう。

言わなくても分かることも大切ですが、「どういう気持だったのかな」と、その時の気持ちを言葉にしてもらう。

「お母さんはこんな気持ちだったんだ」と自分の気持ちも子どもに伝えます。

言葉でのやり取りに慣れていれば、様々な人間関係がある小学校という環境でも、自分を表現することができるようになるでしょう。

⑤多様な感情体験をさせる

小学生になれば、「先生−子ども」の関係以上に子ども同士の関係が強まります。

子ども同士のやり取りに、先生の介入はさほどありません。

その中で、子ども達は多様な感情体験をするわけです。

喜怒哀楽、人間が有する感情は多様です。

いずれの感情も、子どもにとっては必要な感情です。

親にとっては、子どもが悲しんでいる姿を見るのは辛いかもしれませんが、様々な感情体験をすることで、子どもの心はぐんと成長するものです。

不必要な手助けは控え、子どもに様々な感情体験をさせてあげましょう。

子どもは他者の気持ちもわかるようになっていくはずです。

より社会性が求められる小学生生活を自分らしく送るために、心の成長は欠かせません。

いつか小学生となったお子さんは、どんな表情を見せてくれるのでしょう。

どんな話を聞かせてくれるのでしょう。

そんな日を楽しみに、幼児期の今できる準備を整えていってくださいね。

記事執筆 
KEAプログラムコーディネーター
江藤真規

https://saita-coordination.com/
株式会社サイタコーディネーション代表取締役
(サイタコーチングスクール主宰)
博士(教育学)
アカデミックコーチング学会理事

公益財団法人民際センター評議員
一般財団法人教育振興財団理事
いかがでしたでしょうか。
江藤先生のブログを拝読した後すぐ、Juniorの子ども達の間で、「ぼくはもうすぐK1になるんだから」というとっても誇らしげな声が聞こえてきました。
あ、これこれ、この言葉と思いました。
さてKEAでは、まだJunior、Daily Classともに残席があり、引き続き募集をしています。インターナショナルスクールに興味がおありになりましたら、ぜひ、お問い合わせください。
KEAへのご入学をご検討の皆様へ

2024年度【KEA Junior】募集要項

対象年齢 2021年4月2日〜2022年4月1日生まれ
保育時間と定員 ・週5日クラス
・週3日クラス(水木金)
・週2日クラス(月火)
*時間は、全て8:45~14:45(ランチは、スクールから提供)
*各クラス定員8名(最大定員16名) 残席は、少なくなっています。
願書提出期間 1次締め切りは、2023年10月28日(土) 

【キャンペーン】
①2023年9月29日までにお申し込みいただき、トライアル後にご入学が確定いたしましたら、ご入学金30%オフ

②2023年10月28日までにお申し込みの方は、ご入学金を20%オフ

1次締め切りは、終了しましたが、引き続き願書を受け付けています。

願書提出内容と方法 Application form(入学願書)と事前のアンケートを郵送または、スクールにご持参などの方法で、ご提出ください。

1月の選考会にご参加の際は、事前にApplication fee 登録料20,000円(税抜)のご案内をさせていただきます。

入学トライアル ◇2023年11月6日(月) 三者面談も実施いたします。

随時受け付けています。

その他 制服:上はスクールTシャツを着用、下は自由(動きやすいもの)

ランチ:スクールから提供

振替:ご家庭の都合による欠席、病気等振替は行いません。(1か月以上の病欠等考慮)

Junior生でKEAへのDaily Classへの進級をご希望の場合は、スクールがご案内する選考会及び入学金は免除になります。個別の面談は実施することがあります。

KEA Junior : https://littlesprouts.website/

2024年度【Daily class】募集要項

出願対象年齢 K1(3歳児) 2020年4月2日~2021年4月1日生まれ 残席あり
K2(4歳児) 2019年4月2日~2020年4月1日生まれ 残席1名
K3(5歳児) 2018年4月2日~2019年4月1日生まれ 残席あり
保育時間 平日月曜日~金曜日、8:30~14:30の通学コースです。

KEAの充実したカリキュラムで、年少~年長の3年間、次のステップへのバランスの良い基盤を作っていきます。

願書提出期間 ◇1次募集 2023年6月1日(木)~10月28日(土)
◇2次募集 2024年1月5日(金)締め切り
ご兄姉が、KEA会員の方は、ご入学金を50% off
その他、早割キャンペーンなどもございます。各種資料をご覧ください。
願書提出内容と方法 Application form(入学願書)を郵送または、スクールにご持参などの方法でご提出ください。

体験入学&選考会にご参加ご希望の場合には、事前にApplication fee 登録料20,000円(税抜)のご案内をさせて頂きます。

入学トライアル ◇1次 2023年11月7日(火)
◇2次 2024年1月23日(火)最終 2024年2月26日(月)
入学選考 入学トライアル後、内定者を通知させていただきます。
ご入学を決定されましたら、ご案内期日までにAdmission fee(入学金)をお納めいただきます。

Baby Class, After Class, Saturday Classも募集しています。お気軽にお問合せください。募集内容は、以下のURLにてご案内しています。https://kobe-english-academy.com/

*またKEAは、神戸市の認可外無償化対象施設になっています。

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お電話はこちら 078-392-7017
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