こんにちは!ブログ担当しています、Ms.Yamadaです!
お子さまの英語教育を始めてある程度たった保護者の方の中で、このようなお悩みはありませんか?
今回はこのようなご不安やお悩みをお持ちの方にご参考にしていただけるかと思います。
うちの子、どこまで理解しているの?
幼児期の英語の習得率はなかなか可視化できず、ご不安をお持ちの保護者の方も多いと思います。
特に、保護者の方が英語が話せないと、どうしても点数や合格など、明確化されると安心しますよね。
そこで、よく英検や、児童英検、TOEFL Primaryなどの試験を幼児期から受けたほうがいいのかを相談されます。
今日はそのことについて具体的に書かせていただきます。
うちの場合
私自身が英語がある程度できるので、子どもの英語の習得率は理解はしていましたが、やはりテストで点数が出てくるとホッとする気持ちはとてもよくわかります。
ただ、うちの娘の場合、負けず嫌いなところもあるので、合否が出てしまうとめげるのではないかと思い、幼児期の間は英検の受験はしていませんでした。
英語教育を始めた頃は児童英検を受けていました。
その後K3(年長クラス)でTOEFL Primaryを受け、英検に興味を持った小学校1年生に5級だけ受けました。
ちなみにこの4月に新3年生になる現在はCEFR A2レベル(英検で準2級レベル)の娘ですが、TOEFL Primaryのみ受験で、他の試験は受けていません。
検定の種類や目的をはっきりさせましょう
幼少期から受けられる試験は様々ですが、試験の種類や結果の出方なども様々です。
お子さまの性格や英語の習得率に合わせて受験されることをお勧めします。
では、具体的に
受けない(笑)
一番潔いですね(笑)
英語は言語です。
幼少期の頃に国語のテストを受けるでしょうか。
小学校のお受験を考えない限り、なかなか受けないですよね。
それと同じです。言語は「コミュニケーションのツール」であり、テストを受けてしまうと「教科」になってしまいます。
スクールにいらっしゃる保護者の中にも「受けない」を選択される方は多く、その保護者の方は英語ができる方が多いかと思われます。
児童英検
児童英検はBronze、Silver、Goldの3種類あり、合否ではなく、そのレベルのテストを何%理解しているか、%で結果が出てきます。
問題もすべてカラーで、ほぼリスニングのテストです。
英語をどこまで聞き取ることができているのかを知ることができます。Goldになるとリーディングの能力も多少測ることができますが、他の二つに比べるとリスニング重視のテストだと思います。
幼児期の子どもたちにとって、テーブルにしばらく座り、問題を解くというのは非日常的です。
英語を理解していたとしても、その行為自体に慣れていないと、本来の実力は発揮しにくいもの。
この児童英検は試験というよりはクイズのようなので、楽しむ子どもは多いです。
英語のテストを受けるのが初めての場合、このような試験からトライしてみるのもいいですね!
英検
これは私たち保護者世代の方が中学校で多くの方が受けてきた試験ですよね。
最近では受験者が低年齢化されていて、試験会場ではまだイスに足の届かないような子どもを見かけることも珍しくありません。
英検は5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級と、級に分かれています。その級を受け、結果は合否で出てきます。
試験内容は、リーディングと、リスニングが基本です。
4級からは長文、3級以上になるとライティングと、2次試験(面接)があります。
(5級からスピーキングテストも別で実施されているようです。)
3級程度では日常でもよく使われる言葉がよく出てきますが、準2級になると幼児期の子どもには理解しにくい言葉も多く出てきます。
私が低年齢の子どもたちに「英検クラス」を教えていたころは、並べ替えの問題でひっかかる子どもが多かったです。英語のコミュニケーションができたとしても、問題で何をしないといけないのかを理解することが難しかったようです。
子どもにとって「合格」は大きな自信にもつながります。失敗しても立ち直ってチャレンジすることができるお子さまにはお勧めします。
逆に失敗で挫折をしてしまうお子さまにはお勧めできません。
うちの場合は、幼児期の間はコミュニケーションのための英語を楽しんでもらいたいので、英検は確実に合格できる5級のみ受験し、今後娘から受けたいと希望があれば受ける予定にしています。
TOEFL Primary
こちらはStep 1、2とあり、その後にTOEFL Juniorと難易度が上がるテストがあります。
小学生以上を対象とした試験のため、幼児期のお子さまが受ける場合は、英語習得率はもちろんのこと、長い時間イスに座って、英語の文字を読むことに慣れている、マークシートにきれいにマークできるなどの、成長過程が結果のカギを握っているかと思います。
幼児期に受けるだろう範囲としては、Step1、2当たりのため、今回はこの2つについてご説明いたします。
TOEFL Primaryは合否ではなく、スコアレベルとバンドレベルで結果がでます。
問題はかなり試験色が強く、問題文も英語で書かれているため、成長過程を考えると幼児期の子どもにはかなりハードルが高いです。
英語の文章をすらすらと読める状態でなければ、問題が解ける解けない以前に、子どものやる気が失われる危険性はあります。
問題はリーディング(読んで答える問題)と、リスニング(聞いて答える問題)の二種類が出題され、回答方法はマークシートです。
マークシートは子どもでもマークしやすいよう、ある程度の大きさと、間隔はあるので、普通のノートに文字が書ける年齢にあればマークすることはそれほど困難ではないかと思います。
この試験を受けるメリットとしては、英語の習得率がわかるCEFRのレベルが出ることと、Lexile指数が出てきます。
Lexile指数とは、英語の「読解力」と「文章の難易度」を表す指標で、これがわかると子どもにピッタリの本を選ぶことができるというものです。
このLexile指数には否定的な意見もあるようですが、子どもの絵本を選ぶ際、ネットで購入すると中がしっかり見ることができないので、幼児期の絵本選びはこの指数を基準に選べばそれほど大きな失敗にはつながらないと思います。
CEFRについては以前ブログを書きましたので、こちらをご覧下さい。↓↓↓
KEAでは
積極的に試験を受けることはお勧めしていません。
スクールでは、英語はコミュニケーションとしての言語であり、教科としての英語は教えていません。
ただ、そうはいっても保護者の方も気にはなりますし、試験を受けることで自信につながることもありますので、スクールでは児童英検とTOEFL Primaryを受験していただくことができます。
児童英検は、クイズ感覚で受験していただくことができ、結果には賞状やシールがついてくるので、子どもたちは楽しそうです。
TOEFL PrimaryはK3のお子さまから、お子さまの英語習得率や性格、成長過程を考慮したうえで、保護者の方と相談し、受験していただいております。
英検に関しては、合否が出てしまうこと、学習内容が試験に向けての勉強に偏りが出てしまう危険性がありますので、今のところは実施は予定しておりません。
今後、様々な英語の試験を検討し、子どもの英語の学習意欲が上がりそうな試験を実施していきたいと思っております。
今回のまとめ
いかがでしたでしょうか。
英語の試験といえど、様々な試験があり、その試験によって英語のどのような能力の習得率が測れるかが違ってきます。
子どもは十人十色です。他の子が受けるからではなく、お子さまの性格、成長過程や、各ご家庭の英語教育の教育方針に合った試験を選んで受けさせてあげてくださいね!
試験のことで分からないことがありましたら、いつでもKEAのエデュケーターにご相談ください。
今なら4月開校に間に合います!
KEAはこの4月からリニューアルオープンいたします。
おかげ様でK1(年少クラス)はいっぱいになりました。空きが出ましたら順次お声掛けさせていただきますので、ご連絡ください。なお、英語が全く分からない状況では途中入会はお断りすることもありますので、ウェイティングリストにお名前を頂戴し、Saturdayクラスや、Afterクラスなどで英語学習をスタートさせることをお勧めしております。
K2(年中クラス)、K3(年長クラス)でしたら若干名の空きがあります。
K2、K3に関しては、すでに周りのお友達は英語が理解できるレベルとなりますの、入学の際には体験入学をお勧めしております。
お早めにメールかお電話でお問い合わせください。